第3回 金沢国際実験音楽祭
Kanazawa International Experimental Music Festival 2026

第3回 金沢国際実験音楽祭

Kanazawa International Experimental Music Festival 2026

 

期間:
展示 2026年3月1日(日)〜8日(日)
即興演奏ワークショップ 2026年3月5日(木)
コンサート  2026年3月6日(金)〜8日(日)
会場:金沢市民芸術村パフォーミングスクエアおよびPIT5アート工房(金沢市大和町1-1)
Venue: Kanazawa Citizen’s Art Center Performing Square and Pit5 Art Kobo (1-1 Daiwamachi, Kanazawa, Ishikawa, Japan)

 

ディレクター:足立智美
Director: ADACHI Tomomi

 

「音楽が時代を切り拓く」

もっとも先鋭的な現代音楽にジャズやロック、そして非西洋の音楽が流入した形態としての「実験音楽」が金沢に集合。
ディレクターに金沢出身で、長くドイツを拠点としたアーティスト・足立智美を迎え、
国際的かつジャンル横断的なキュレーションのもと、世界から芸術家を招聘するとともに、市民参加の演奏もあり。
今回は期間を延長して、「図形楽譜」を中心とする展示も企画。
未来を見据え、時代を切り開いていく音楽体験。乞うご期待!

 

 

ディレクターより


金沢国際実験音楽祭、第三回目になります。

西洋クラシックでも日本の伝統音楽でもポップスでもなく、実験音楽のフェスティヴァル。もっとも先鋭的な現代音楽にジャズやロック、そして非西洋の音楽が流入したかたちとしての実験音楽、その瞬間に今までにない音楽を生みだすことに賭ける音楽、そしてその国境を超えたつながりを、金沢の地で実現します。

世界中から現代音楽、即興演奏の両方にまたがるゲストと、北陸とゆかりの深い音楽家、ダンサーを迎え、歴史の文脈を踏まえながら、国際的かつローカルな、世界で一番面白いフェスティヴァルを目指します。

今回はこれまでより規模を拡大し、楽譜のあり方の拡張に焦点を当てた展覧会に加え、ヤニ・クリストゥ作品による4時間にわたるパフォーマンスも行います。また金沢在住の般若佳子氏に特別に弦楽四重奏団を編成してもらいました。

皆様のご参加、ご来場を心よりお待ちしております。 

足立智美

 

 

参加アーティスト


(五十音順)

足立智美(ヴォイス、エレクトロニクス)金沢市在住 ADACHI Tomomi (voice/electronics)
上村なおか(ダンス)金沢市出身 UEMURA Naoka (dance)
金沢エクスペリメンタルカルテット:
甲斐史子(vn)、木村元美(vn)金沢市出身、般若佳子 (va)金沢市在住、松本卓以(vc)
KANAZAWA EXPERIMENTAL QUARTET (KAI Fumiko, KIMURA Motomi (vn),HANNYA Yoshiko (va), MATSUMOTO Takui (vc))
ハンス・タメン(ブリッポーボックス)ドイツ/アメリカ Hans TAMMEN (blippoo box)
直江実樹(ラジオ)金沢市出身 NAOE Miki (radio)
フリアン・ボネキ(増幅ドラム、オブジェクト、声)メキシコ Julian BONEQUI (amplified drums, objects, and vocals)
松本一哉(非楽器・音具)金沢市出身 MATSUMOTO Kazuya (non instrumental sound objects)
マハキット・マハニラノン(モジュラーシンセ、ピアノ、作曲)タイ Mahakit MAHANIRANON (modular synthesizer/piano/composition)
山田洋平(ダンス)加賀市在住 YAMADA Yohei (dance)

ASUNA(作曲)金沢市在住 ASUNA (composition)
田中吉史(作曲)金沢市在住 TANAKA Yoshifumi (composition)
森下周子(作曲)金沢市在住 MORISHITA Chikako (composition)

作品のみ参加:
ヤニ・クリストゥ Jani Christou(ギリシャ)
イアンク・ドゥミトレスク Iancu Dumitrescu(ルーマニア)
刀根康尚 TONE Yasunao(日本/アメリカ)

ミニコンサートに作品参加:
ジョン・ケージ John Cage(アメリカ)
グルグル・サヴィッチ Grgur Savić(クロアチア/ドイツ)
ジェニファー・ウォルシュ Jennifer Walshe (アイルランド)
ティナ・ダグラス Tina Douglas (オーストラリア)

 

展示「拡張される楽譜」 Exhibition “Extended Notations”(会場:金沢市民芸術村PIT5アート工房)
John Cage、Jani Christou、刀根康尚、I Wayan Sadra、Carmen Barradas、Johanna Beyer、Erwin Schulhoff、Joseph Hémard、Arthur Lourié、Jennifer Walshe、Lewis Gesner、Bryan Day、Grgur Savić、Mazen Kerbaj、Tina Douglas、with Rhythms(今尾拓真+宮崎竜成)、足立智美

 

 

展示コーディネート:上田陽子(金沢アートグミ)
舞台監督、照明:金沢舞台
音響:城下寛
協力:K-CUBIC、アートアンツ

企画・制作:金沢市民芸術村ミュージック工房(福永綾子・山本有希子)
主催:金沢市民芸術村アクションプラン実行委員会
(公益財団法人金沢芸術創造財団、金沢市)
後援:北國新聞社、北陸中日新聞、MRO北陸放送、石川テレビ放送、テレビ金沢、HAB北陸朝日放送、エフエム石川
助成:芸術文化振興基金助成事業、公益財団法人野村財団

 

 

スケジュール*コンサート、ワークショップ  Schedule: Concerts and Workshop


(開場は各開演時間の30分前)

 

3月1日(日)Sun. 1 March 会場:PIT5アート工房 in  Pit5 Art Kobo
18:00  展示オープニング ミニコンサート(プログラムは「スケジュール*展示」に表記)Exhibition Opening Mini Concert

 

3月5日(木)Thu. 5 March【ワークショップ Workshop】会場:パフォーミングスクエア in Performing Square
19:00-22:00 ハンス・タメンによる即興演奏ワークショップ Improvisation music workshop by Hans TAMMEN
詳細・参加申込はこちら:https://www.geimura.com/music/kemf3ws/

 

3月6日(金)Fri. 6 March 会場:パフォーミングスクエア  in Performing Square
19:00【コンサート Concert 1】

フリアン・ボネキ ソロ
ワークショップ成果発表
様々な組み合わせによる即興セッション
・松本一哉+山田洋平
・足立智美+ハンス・タメン+マハキット・マハニラノン

Julian BONEQUI solo
Performance by Improvisation Music Workshop participants
Improvised sessions:
– MATSUMOTO Kazuya + YAMADA Yohei
-ADACHI Tomomi + Hans TAMMEN + Mahakit MAHANIRANON

 

3月7日(土)Sat. 7 March 会場:パフォーミングスクエア in Performing Square
13:30【コンサート Concert 2】金沢エクスペリメンタルカルテット コンサート

甲斐史子、木村元美(vn)、般若佳子(va)、松本卓以(vc)
プログラム:
ASUNA 《Sarcomere – Reassembled Scar》(委嘱初演 2025)
田中吉史 弦楽四重奏のための《quartet-dialect》(初演 2025)
イアンク・ドゥミトレスク《スペクトラム(I)》(1976/2004/2006)
刀根康尚《アナグラム》 (1963)
マハキット・マハニラノン《Empty but beautiful》(委嘱初演 2025)
森下周子《エチュード 6》ヴァイオリンとヴィオラのための(2025)

KANAZAWA EXPERIMENTAL QUARTET Concert
-ASUNA: Sarcomere – Reassembled Scar (commissioned 2025, W.P.)
-TANAKA Yoshifumi: quartet-dialect for a string quartet(2025, W.P.)
-Iancu Dumitrescu: Spectrum (I) (1976/2004/2006)
-TONE Yasunao: Anagram (1963)
-Mahakit MAHANIRANON: Empty but beautiful (commissioned 2025, W.P.)
-MORISHITA Chikako: Etude 6 for violin and viola(2025)

 

18:30【コンサート Concert 3】

マハキット・マハニラノン ソロ
様々な組み合わせによる即興セッション
・ハンス・タメン+松本一哉
・上村なおか+直江実樹+山田洋平
・フリアン・ボネキ+松本一哉

Mahakit MAHANIRANON solo
Improvised sessions:
-Hans TAMMEN + MATSUMOTO Kazuya
-UEMURA Naoka + NAOE Miki + YAMADA Yohei
-Julian BONEQUI + MATSUMOTO Kazuya

 

 

3月8日(日)Sun. 8 March 
10:00-14:00【コンサート Concert 4】《エピサイクル》4時間コンサート “Epicycle” 4-Hour Concert 会場:アート工房 in Pit5 Art Kobo

ヤニ・クリストゥ《エピサイクル》(1968)
演奏:足立智美、甲斐史子、木村元美、般若佳子、松本卓以、公募による参加 他

Jani Christou: Epicycle for instruments, actors and voices (continuum and events) (1968)
ADACHI Tomomi, KAI Fumiko, KIMURA Motomi, HANNYA Yoshiko MATSUMOTO Takui, and others

公募による参加の詳細・申込はこちら:https://www.geimura.com/music/kemf3epi/

 

16:00【コンサート Concert 5】会場:パフォーミングスクエア  in Performing Square

ハンス・タメン ソロ
様々な組み合わせによる即興セッション
・直江実樹+マハキット・マハニラノン
・足立智美+フリアン・ボネキ
・上村なおか+フリアン・ボネキ+マハキット・マハニラノン

Hans TAMMEN solo
Improvised sessions:
-NAOE Miki + Mahakit MAHANIRANON
-ADACHI Tomomi + Julian BONEQUI
-UEMURA Naoka + Julian BONEQUI + Mahakit MAHANIRANON

 

 

スケジュール*展示「拡張される楽譜」 Schedule: Exhibition “Extended Notations”


会場:PIT5アート工房  Venue: Pit5 Art Kobo

3月1日(日)Sun. 1 March 17:30〜21:00

18:00〜18:40 展示オープニングミニコンサート Exhibition Opening Mini Concert 
演奏:足立智美
プログラム:
・ジェニファー・ウォルシュ《ネイチャー・データ》(2005)
・ジョン・ケージ《ソロ・フォー・ヴォイス 2》(1960)
・グルグル・サヴィッチ《インフィニット・ウェイズ・オブ・ナウ、ソノソニック・サイクル1》(2024)
・ティナ・ダグラス《ゴーン・ロスト・アッセンブリー(ドゥウェル)》(2025)

-Jennifer WALSHE: nature data (2005)
-John CAGE: solo for voice 2 (1960)
-Grgur SAVICS: Infinite Ways of Now, SONOSONIK Cycle 1 (2024)
-Tina DOUGLAS: Gone lost assembly (dwell) (2025)

3月2日(月)Mon. 2 March 13:00〜20:00
3月3日(火)Tue. 3 March 13:00〜18:00
3月4日(水)Wed. 4 March 13:00〜18:00
3月5日(木)Thu. 5 March 13:00〜20:00
3月6日(金)Fri. 6 March 13:00〜22:00
3月7日(土)Sat. 7 March 13:00〜22:00
3月8日(日)Sun. 8 March 13:00〜20:00

 

チケット Ticket


コンサート Concert1,2,3,5 全席自由(税込)一般 general 2500円、学生 student 1500円(当日 500円増し door 500 JPY plus)
通し券(コンサート1-3,5) 1-3,5 concerts pass 8000円

ミニコンサート(3/1)、《エピサイクル》4時間コンサートおよび展示は予約不要・入場無料
Free admission to the mini concert (3/1) , “Epicycle” 4-Hour Concert (3/8) and exhibition.

*学生チケットは入場時に学生証の提示が必要です。
*未就学児の入場はご遠慮ください。

【能登支援】七尾市、輪島市、珠洲市、志賀町、穴水町、能登町にお住まいの方は無料となります。
*入場時に各々住所を証するものをご提示ください。

 

チケット予約 ticket reservation:ピーティクス Peatix

ピーティックス販売開始:2026年1月5日(月)10:00〜
決済方法に応じて発券手数料がかかる場合があります。

コンサート Concert 1:https://kmf3c1.peatix.com
コンサート Concert 2:https://kmf3c2.peatix.com
コンサート Concert 3:https://kmf3c3.peatix.com
コンサート Concert 5:https://kmf3c5.peatix.com

 

金沢市民芸術村事務局窓口(通し券および単独紙チケット直接販売)9:00〜19:00
窓口販売開始:2026年1月14日(水)予定

通し券メール予約:music.geimura@gmail.com(件名を「通し券予約」として名前、住所(市町村まで)、電話番号、人数をお書きください)

 

 

問い合わせ:金沢市民芸術村事務局(9:00〜19:00)
*年末年始の営業については金沢市民芸術村HPでご確認ください。
電話:076-265-8300
FAX:076-265-8301
メール inquiry :music.geimura@gmail.com(ミュージック工房・福永)

 

*   *   *

 

経歴


足立智美(芸術監督、声、エレクトロニクス)ADACHI Tomomi (director, voice, electronics)

パフォーマー/作曲家、音響詩人、楽器製作者、視覚芸術家。声、コンピュータ、自作楽器によるソロ演奏を始め幅広い領域で活動し、ヤープ・ブロンク、坂田明、ジェニファー・ウォルシュ、高橋悠治、一柳慧、伊藤キム、石田尚志、コンタクト・ゴンゾ、猫ひろしらと共演、また非音楽家との大規模なアンサンブルのプロジェクトもおこなう。作品には自作のフィジカル・インターフェイス、ツイッター、人工知能から人工衛星、テレパシー、骨折までを用い、テート・モダン、ポンピドゥー・センター、ベルリン芸術アカデミー、金沢21世紀美術館、森美術館、サントリーホールなどで公演。詩人としてもベルリン・ポエジー・フェスティヴァル、ルイジアナ文学祭などに招聘されている。ACCの助成により2009-2010年ニューヨーク滞在、DAADより2012年ベルリン滞在作曲家としてドイツに招聘、2022年までベルリンを拠点に活動。2019年アルス・エレクトロニカの Award of Distinction

受賞。世界初の人工知能によるリブレットを用いたオペラ《ロミオがジュリエット》で文化庁芸術祭賞大賞及び佐治敬三賞受賞。国際芸術祭「あいち2022」展示部門、パフォーマンス部門に参加。2023年ジャパン・ソサエティー(米ニューヨーク)主催「ジョン・ケージの日本」監修。
photo: Takayuki Imai©Aichi Triennale 2022


上村なおか(ダンス)UEMURA Naoka (dance)

ダンサー・振付家。金沢市生まれ。幼少よりバレエを始める。木佐貫邦子にダンスを、笠井叡にダンスとオイリュトミーを師事し作品にも多数出演。「ひとつの身体」の可能性を探るべく‘95年より自作ソロダンスを開始し、国内外で作品発表を続ける。’06年からは、言葉とカラダの結びつきを探求するシリーズ「Life」を始動。ソロ活動の他に、他ジャンルのアーティストとのセッション、コラボレーションも多数行っている。また「身体の発見と冒険」をキーワードに様々な人々に向けてワークショップを行いそれぞれの身体のダンスを見つける喜びを分かち合っている。近年は<笠井瑞丈×上村なおか>のユニットとして「世代間の対話」「ダンスを通した交流・交感」を目的とした公演やワークショップの企画を継続的に行なっている。2002年度 文化庁新進芸術家国内研修制度研修員。2004年度代36回舞踊批評家協会新人賞受賞。現在、桜美林大学芸術文化学群にて非常勤講師も務めている。https://www.kasaiuemura.com/
Photo: ハヤシハジメ


金沢エクスペリメンタルカルテット KANAZAWA EXPERIMENTAL QUARTET

甲斐史子(ヴァイオリン)KAI Fumiko (vn)
桐朋学園音楽大学卒業、同大学研究科修了。現代音楽演奏コンクール〈競楽V〉第1位入賞(DUO ROSCO)第12回朝日現代音楽賞受賞。2003年度青山バロックザール賞受賞。2006年ダルムシュタット・クライニヒシュタイナー賞受賞。アンサンブル・ノマドメンバーとして、第2回佐治敬三賞受賞。オランダ「ガウデアムス」、ベネズエラ・フランス「フェスティバル・アテンポ」、イギリス「ハダース・フィールド」メキシコ「グアナファト音楽祭」等、国内外の音楽祭に出演。コジマ録音よりリリースした「アイヴス:ヴァイオリンとピアノのための4つのソナタ」が第75回文化庁芸術祭レコード部門優秀賞受賞。神奈川県立相模原弥栄高等学校、東京藝術大学(ソルフェージュ科)非常勤講師。Photo: Maki Takagi

 

 

 

木村元美(ヴァイオリン)KIMURA Motomi (vn)
金沢市出身。4歳よりヴァイオリンを始める。第二回世田谷音楽コンクール審査員賞受賞。風と緑の楽都音楽祭、ガルガンチュア音楽祭、調布国際音楽祭などに出演。フランスで行われたMusicAlp夏季音楽アカデミー2024にて優秀者によるコンサートに出演。TV朝日題名のない音楽会「題名プロ塾」4期生。
高校在学時から正門憲也氏のもとで作曲を学ぶ。これまでにヴァイオリンを覚本靖子、青木恵音、徳永二男の各氏に師事。桐朋女子高等学校音楽科を経て桐朋学園大学4年に在籍。(2026.3卒業見込み)

 

 

般若佳子(ヴィオラ)HANNYA Yoshiko (va)
広島県福山市出身。桐朋女子高等学校音楽科を経て桐朋学園大学音楽学部卒業後渡欧。ブリュッセル王立音楽院入学と同時にIctus Ensemble公演参加。同アンサンブルによる様々な公演、Ars Musica、モネ劇場室内楽シリーズなどヨーロッパを拠点に活動後帰国。現在は金沢を拠点に、作曲家とのコラボレーションシリーズ《音の憶(オトノイ)》企画、第1回金沢国際実験音楽祭、草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァルへの出演などクラシック〜現代まで活動は多岐に渡る。広島市最優秀新人賞、シエナキジアーナディプロマ名誉賞受賞。2004年度文化庁在外派遣研修員。2020年度金沢市民芸術村レジデントアーティスト。金沢市在住。

 

 

 

 

松本卓以(チェロ)MATSUMOTO Takui (vc)
チェロ奏者。東京藝術大学卒業、同大学院修士課程修了。在学中に福島賞受賞。藝大定期にてサン=サーンスのチェロ協奏曲を協演。ソリスト、室内楽奏者、オーケストラの客演首席奏者として幅広いレパートリーに取り組む一方、大学やマスタークラスの講師として後進の指導にも力を入れるなど、精力的に活動を展開している。特に現代音楽の分野では作曲家との協働作業に力を入れており、450曲を超える初演を行ってきた。また国内外の数多くの音楽祭に出演。クァルテット・アルモニコ、Ensemble Contemporary α、アンサンブル東風、小松亮太&オルケスタティピカのメンバー。アンサンブル・ノマドレギュラーゲスト。日仏現代音楽協会会員。東京藝術大学非常勤講師、藝大フィルハーモニア管弦楽団演奏講師。

 

 

 


直江実樹(ラジオ)NAOE Miki (radio)
2000年より、短波ラジオ(SONY CF-5950)を用いたライブ活動を開始。事前に音を仕込まず、その場の電波を捉えるリアルタイムチューニングによる即興演奏を展開している。あがた森魚や新●月プロジェクトなどのレコーディングやライブにも参加し、ノイズ、ロック、ジャズ、即興演奏など幅広いジャンルで活動。2021年にはソロアルバム『solos』をリリース。https://ameblo.jp/radioactive-mikinaoe/

 

 

 

 

 


ハンス・タメン(ブリッポーボックス)Hans TAMMEN (blippoo box)
エレクトロニクス、シンセサイザー、ギター奏者、作曲家。作品はアメリカ、インド、中東やヨーロッパなど世界各国で上演。Clang、Innova、ESP-DISKほか多数のレーベルから録音作品をリリース。New York State Music Fund、ゲーテ・インスティトゥートなど、数多くの団体から助成金および作曲委嘱を受ける。大編成アンサンブルの作曲および指揮も手がけ、特に、2005年に設立したオール・エレクトロニクス編成の Dark Circuits Orchestra、および18人編成のチェンバー・ジャズ・アンサンブル Third Eye Orchestra が知られる。2021年、FLUX String Quartet より弦楽四重奏とライブ・エレクトロニクスのための大作委嘱。現在はニューヨークを拠点に、スクール・オブ・ビジュアル・アーツ(SVA)、ハンター・カレッジ、ニューヨーク大学(NYU)で教鞭を執っている。金沢は40年ぶりの再訪。https://tammen.org/
Photo: Alice Arnold


フリアン・ボネキ(増幅ドラム、オブジェクト、声)Julian BONEQUI (amplified drums, objects, vocals)
メキシコ出身のハイブリッドな作曲家/ソニック・アーツ研究者。コミュニティに根ざしたテクノロジーと持続可能な革新の最前線を結びつける。2010年以降、音響没入体験、拡張現実、そして身体の構築(ボディ・アーキテクチャー)が交差する独自の領域へと拡張。近年の作品はあらゆる境界を超え、カタルシスを伴う儀式性とアニミズムとの深い結びつきを提示している。1990年代は、伝統芸能と打楽器演奏に始まり、声による霊的実践やリアルタイム作曲の探究へと展開。2000年代には、マドリード、ロンドン、ベルリン、バルセロナ、イスタンブール、メキシコにおいて、即興オーケストラとのコラボレーションを行っている。2010年から2021年にかけては、Audition Records Berlin の創設者兼キュレーターを務めた。現在はメキシコ国立芸術創作者制度(SNCA 2024)のメンバーとして、自然との協働による居住可能な音響インスタレーションの制作に注力している。山間部に暮らし、制作活動を行っている。


松本一哉(非楽器・音具)MATSUMOTO Kazuya (non instrumental sound objects)
音楽家。環境ごとにあるモノ・造形物・自然物・身体など、本来楽器では無いモノを用いて多様な音表現を行う。自身で起こす音と場所毎に偶然に起こる環境音とが渾然一体となるように働きかけていき、日常の聴き慣れた事象に新たな切り口を与え、音に没入させる即興表現を追究している。これまでにソロ作品「水のかたち (2015)」「落ちる散る満ちる (2017)」「無常 (2022)」の3作品をミニマル・アンビエントの名門レーベルSPEKKからリリース。偶然に起こる環境音との即興による音源制作を基に、ライブや展示、映画 / 映像作品 / 商業施設への楽曲制作を行っているほか、北海道知床で毎年開催している「葦の芸術原野祭」を立ち上げから運営するなど、音による表現を軸に土地や人や文化と関わる活動を展開している。 http://www.horhythm.com

 

 


マハキット・マハニラノン(モジュラーシンセ、ピアノ、作曲)Mahakit MAHANIRANON (modular synthesizer, piano, composition)
ピアノとモジュラー・シンセサイザーを演奏するタイの作曲家/パフォーマー。その多面的な実践は、パフォーマンス、作曲、即興を横断し、タイの伝統音楽と電子音楽を融合させた、折衷的かつ個性的な音楽表現を形作っている。作品はさまざまなアンサンブルによってレパートリーに取り上げられ、Tacet(i) Ensemble、Princess Galyani Vadhana Institute of Music Youth Orchestra、Million Wind Philharmonic、TYOY Ensemble などによって国際的に演奏されている。また、タイでNetflix配信されている映画《Krut: The Himmaphan Warriors》には、フォーリー(効果音制作)・チームの一員として参加した。ストックホルムのElektronmusikstudion(EMS)にてアーティスト・イン・レジデンス。近年はイギリス、バーミンガム大学で開催された《BEAST FEaST 2025: Southeast / Northwest》でパフォーマンスを行ったほか、IntActフェスティバルから新作の委嘱を複数回受ける。


山田洋平(ダンス)YAMADA Yohei (dance)
舞踊家、演出家。筑波大学芸術専門学群卒業。アレッシオ・シルヴェストリン、ティノ・セーガル、コレット・サドラーなどの振付家作品にダンサーとして参加し、身体表現の可能性を追求。演出家としては、オペラ、現代音楽、演劇、現代アート、書道など、異なる専門性を持つアーティストとの共作を通じて、新たな表現領域を切り拓く。「人は無意識に振付・演出されている」という視点から、身体性を根幹に、既存の枠組みを越えた批評的で内省的な創作に取り組む。

 

 

 

 



ASUNA(作曲)ASUNA(composition)
石川県出身の日本の電子音楽家。語源から省みる事物の概念とその再考察を主題として作品を制作。同時に音の物理現象に関する美術作品の制作/パフォーマンスも行う。近年は、干渉音の複雑な分布とモアレ共鳴に着目した作品「100 Keyboards」(2013)で、メルボルン国際芸術祭(2018)、シンガポール国際芸術祭(2019)、ベルファスト国際芸術祭(2019)、ブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージック(BAM)(2021) など、海外のアート・フェスティバルから多数の招待を受け展示/パフォーマンスを行う。これまで海外25カ国以上で演奏/展示、Lucky Kitchen(スペイン)、Meeuw Muzak(ベルギー)、Senufo Editions(イタリア)、Faitiche(ドイツ)、12k(アメリカ)、Home Normal(イギリス)、Headz(日本)など、国内外から多くの音楽アルバムもリリースしている。

 


田中吉史(作曲)TANAKA Yoshifumi (Composition)
1968年兵庫県生まれ、2005年より金沢在住。独学で作曲を始め、1994-5年に東京でChaya Czernowinに師事。1988年と89年に現音作曲新人賞入選。1990年より作曲家グループ”TEMPUS NOVUM”のメンバーとして活動。1996年に秋吉台国際作曲賞を授賞。これまで器楽・声楽作品を中心に作曲活動を展開、人間の話し声の録音に基づく「発話移植計画」シリーズなど、楽器演奏する際の身体的制約に注目した独奏曲、既存の音楽作品から素材を抽出した作品などを手掛ける。また「北陸の新しい音楽」(X @hokuriku_a_o)主宰として、金沢を中心に「ミニ・キーボードによる新しい音楽の世界」(金沢ナイトミュージアム2023)などのコンサート、ライブの企画も行っている。

 

 

 


森下周子(作曲)MORSHITA Chikako(composition)
作曲家。金沢市生まれ。東京芸術大学音楽学部および大学院修士課程修了。英国ハダースフィールド大学大学院修士課程(優等)および博士課程修了。博士(音楽作曲)。リザ・リム、アーロン・キャシディ、スティーブン・タカスギらに師事。ヨーロッパを中心とした各国の音楽祭から委嘱を受けるほか、アーティスティック・リサーチの論考や書籍を多数発表。2009–11年英国ハダースフィールド、2011–20年独ベルリン在住。2020年3月COVID-19を機に帰国。東京大学勤務を経て、現在フリーランス。2025/26シーズンの活動は、Collegium Novum Zürich(スイス)やEnsemble Aventure(ドイツ)らによる新作初演、ドイツ公共放送のための録音、フルクサス塩見允枝子の論考出版、西田幾多郎や上田閑照と音楽に関するダリル・ゼミソンとの共著(いずれも『Tempo』誌)など。

 

 


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